第7回 「静かなる侵略──田中角栄と中国情報戦から読み解く“独立国家”の条件」
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静かに始まっている侵略──戦争ではない日本の危機

いま、静かに他国が日本を侵略してきているという事実があると思う。

それは、戦争ではない。
経済と、人間で、静かに、日本に、移民、帰化という形で、他民族が住んでいる。

中国が仕掛けていること──ロッキード事件との比較

比較軸 ロッキード事件(アメリカ) 現在の中国の対日影響
手段 金融(ロビイング、献金、外交圧力) 経済依存、人的ネットワーク、情報戦、ハイブリッド戦略
ターゲット 政治家(田中角栄) 政治家、地方自治体、学術・企業、インフラ
目的 日本の“独立外交”の牽制・親中外交の抑制 日本の“対中警戒強化”の抑止・政経分断工作
操作方法 スキャンダル暴露、マスコミ利用、検察の活用 世論操作(SNS/ハニートラップ/買収)、産業依存、知財流出

中国による現代の情報戦・影響工作の具体例

  • 孔子学院・留学生枠を通じた大学とのパイプ構築
  • 地方自治体との“一帯一路”経済交流(例:北海道・北海道電力との接触)
  • 大手企業やOBを通じたソフトな利権ルートの構築
  • “台湾有事=日本有事”の空気を打ち消すための世論形成
  • 中国関連の暴露記事・批判者へのネット工作・攻撃

日本の主権の脆弱性──田中角栄との共通項

田中角栄は“アメリカに対して自主性を貫こうとした”がゆえに潰された。
そして今、日本は“対中関係においてどこまで自主性を持てるのか”が問われている。

構造的にはこうだ:

「属国か、独立か」
相手が誰であっても、常に繰り返される宿命である。

洗脳という武器──朝鮮戦争と現代の中国

忘れてはならないのは、中国が使う「洗脳」の戦略である。

朝鮮戦争後のアメリカ兵捕虜に起きたこと

  • 共産主義に好意的な発言をする
  • アメリカ社会を批判する
  • 中国・北朝鮮への残留を希望する

これに対し、アメリカ政府と世論は衝撃を受け、「ブレインウォッシング(洗脳)」が疑われた。

洗脳の中身と手法

  • 集団討論・自己批判・再教育プログラム
  • 作文を書かせ、内面化を促す
  • 褒美と疎外の使い分けによる“心理的報酬操作”

これは現代の認知戦・思想操作にも応用されている。

結論:日本人に問われているのは、“主張”ではなく“覚悟”だ

この侵略は、田中角栄という個人に向けられたものではない。

日本という国家、大和民族に向けられている。

それを知っていながら、政治家たちは何もしない。

この記事を読んだ人には、覚えていてほしい。

上辺だけの主義・主張では、意味がない。

今回の参議院選挙で、自公が過半数を割ったとしても、大国にとっては、関係ない。
静かに侵略は、始まっているということを忘れてはならないのである。

最後に──新潟のジジイの演説を聞いてほしい

自由民主党なんて潰れたっていい。
政党の看板の書き換えはききますが、国家民族の書き換えはきかないのであります。

我々の生命は短い。
しかし、我々より、子供や孫の時代。
日本人の生命は、まだ、悠久なのであります。

戦争もやってみたじゃありませんか?
そして、大地に叩きつけられて、戦争というものが、どんなにつらいことかということを、骨の髄まで知った日本人じゃないですか?

その日本人が、世界に新しい平和を求めて、新しい日本を作ろうとしているんです。
そして、全世界の、全人類の平和のために、貢献をしようとしているのではありませんか。

みなさん、親たちが我々のために汗を流してくれたように、
我々も子供のために、もう一汗を流そうという考えのもとに、初めて理想的な日本が築き上げられるのであります。

この演説をするジジイが、私利私欲のために、5億円を受け取ったとは、どうしても思えない。

日本という国家、大和民族に対して仕掛けられているのは、戦争ではない。
静かな侵略=思想の書き換え、言語の植民地化、無自覚な服従である。

田中角栄を通じて見えてきたのは、
「属国としての日本」に対する、彼なりの“抵抗の記録”だったのではないか。

 

 

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